長年臨床家をしていると様々な患者さんに出会います。
患者さんを観察していると「ああこの人は少しづつ良くなっていくな」や「この患者さんの考えではしんどいな」というのが分かってきます。
中国、春秋・戦国時代の扁鵲という伝説上の名医も治らない人の特徴を六つあげています。
①驕慢で、道理を無視することが、第一の不治である。
②身を軽んじ、財を重んずることが、第二の不治である。
③衣食の妥当でないことが、第三の不治である。
④陰陽が五臓で合併し、気の不安定なことが、第四の不治である。
⑤形容(すがた)まで衰えはてて、薬を受けつけないのが、第五の不治である。
⑥巫覡(みこ)のことばを信じて、医者を信じないのが第六の不治である。
これらのうち一つでもあれば、すこぶる治療しにくいのである。
昔も今もあまり変わっていませんね。
気をつけたいものです。
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