2021年6月30日水曜日

「看護覚え書」フローレンス・ナイチンゲール著

フローレンス・ナイチンゲールという名前は誰でも知っていることと思います。

「クリミアの天使」と言われる看護師さんですね。

このくらいは誰でも知っていることでしょう。

でも著書を読んだことがありますかと聞かれると・・・

恥ずかしながら医療にたずさわる当院も読んだことがありませんでした。


図書館に「看護覚え書」というナイチンゲールの著書があったので読んでみました。

なぜナイチンゲールが、これほど有名で称えられているのか理解できました。

この「看護覚え書」という本は看護師が読むだけではなく、誰でも一度は読んでおく本です。

一家に一冊と言ってもいいくらいの価値があります。


何がすごいかというと、健康を保つための公衆衛生の基本がかかれているんですね。

凡人は検査や治療に目が行きますが、病気を減らし、健康を保つには公衆衛生が最も大切です。

その基本があって、検査や治療が意味をなします。

看護というのは医者に言われて注射や薬を塗ったりということだけではありません。

健康を回復するために、自然治癒力を上げるためのこと細かい公衆衛生に気を配ることも看護の大切な役割です。


今回の新型コロナ感染で手洗い、マスク、換気など公衆衛生の徹底が大切であることをしみじみ感じたことと思います。

100年以上も前にナイチンゲールは「看護覚え書」の一番最初に換気の重要性を訴えています。

病気を治し、健康を維持する基本は何かをナイチンゲールの書を読むことにより、再認識できることと思います。

是非お読みいただきたく思います。



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